DARK SOULS -STORY-
ダークソウルをクリアしたけど、イマイチストーリーがわからない方に贈る
ネタバレ(多くは妄想)をふんだんに盛り込んだストーリー解説ページです。
公式サイトとの関係は全くありません。
※ネタバレの為、まだストーリー攻略を終えられていないプレーヤーは閲覧を控えてください。
本ストーリーは2ちゃんねる「ダークソウルクリアしたけどストーリーがイマイチわからない」ページの
ストーリー解釈をさらに校正したもので、まだまだ修正点があります。
修正の指摘事項や批判等はできるだけ受け付け、やや長い時間をかけて完成させてみますので
もし読み終わって感想のある方はコメント欄に具体的な改善点のコメントをいただければ幸いです。
ストーリーは一本にするとかなりの長文になるため5分割して記載しています。
分割方法は管理人の主観で大きな歴史の動きがあった。と感じた部分で分けています。
人も、生も死も何もなかった時代。
光も闇も無い、ただ石のみが続く地の底。
”灰色の世界”は不死身の竜が支配していた。
そんな中、突如として、”火”が起こった。
ただならぬ規模を持つ火、それは炎のように舞い上がり、地の底から噴出した。
火が生まれたと同時に、そこには光が生まれ、そして光と同時に闇も生まれた。
・・・石ばかりが続くこの世界のどこに潜んでいたのか。
竜とは異なる生き物達が火の暖を取りに、その火のもとに集った。
この突如として起きた火は、生物達に『最初の火』と名づけられる。
その内、生き物達の中でも人型で体格の大きな者達を”巨人”と表現していたようであるが
その中から火に魅入られた者達・・後に”王のソウル”を手にする者が現れる。
ロイド、グウィン、ニト、イザリスとその娘達。
ロイドはグウィンの叔父にあたる。
・・・そして、大きな力を持つ彼らの後ろで、隠れる様に暖を取っていた名前も知らない小人がいた。(恐らくは人間の祖先)
巨人の多くは強い力を持ってはいたが、竜と違い、命に限りがあった。
限りのある命が続く限り、巨人と小人は暖を取った。
灰色の時代に突如として現れた火。
しかし、世界はまだまだ寒い時代であったので
相変わらず『最初の火』で暖を取っていたグウィン達であったが
ある日、火の中から『王のソウル』を見つけた。
王のソウルを自分のものとしたグウィンはその後
同じく王のソウルを持つ者達とその従者と共に、世界の支配者である”竜”に反乱を起こした。
”竜”は殺しても殺しても蘇る。不死身の存在であった。
しかし、竜の一族である”白竜シース”がグウィンに寝返った。
”シース”は竜の中で唯一ウロコの無い存在だった。それゆえ他の竜とは違い、自分が不死身の生命を持たないことを知っていた。
竜の無限の生命力の源。強さの秘密。それは竜のウロコによる効果であった。
竜の強さの秘密を知ったグウィンは、竜との戦いに勝利した。
竜との戦いの後、グウィンは世界の王となり、のちに「神々の地」と呼ばれるロードラン地方に
アノール・ロンドという居城を築いた。
またロードランを治める上で、小人の中でも特にその功績を称えたもの達に自身の王のソウルを
分け与え「四人の公王」を立てた。
魔女イザリスとその娘達はのちに「混沌の魔都イザリス」と呼ばれることになる都市を築く。
白竜シースは、グウィンより公爵の称号を与えられ、「知の探求の自由」を許され巨大な書庫を建造していく。
小人達はアノール・ロンド以外にも様々な国を作っていった。
ダークソウルに登場する様々な武具より、推測にはなるが、人々の間にも戦争があったことは想像がつきそうである。
一つは騎士王レンドルの治める『バルデル』。
一つは鋼鉄の国『バーニス』。
一つはたまねぎ型の鎧が特徴的な『カタリナ』。
一つは『アストラ』。
一つは刀が発展する名も無き東欧の国。
一つは『ソルロンド』。
魔術の地として『ウーラシール』や『ヴィンハイム』などが栄えた。
グウィン達と竜の戦争から900年が経った頃。
人々の体に得体の知れない「ダークサイン」が現れた頃から世界は異変していく。
王であるグウィンには『王の四騎士』と呼ばれる騎士達をまとめる長がいた。
—王の四騎士—
竜狩りの騎士オーンスタイン
騎士アルトリウス
鷹の目のゴー
王の刃キアラン
スモウと呼ばれる四騎士に匹敵する力を持つ体格の大きな騎士もいたが、
彼は残虐的な性格から「王の騎士」という称号を得られなかった。
その内、強い精神と強靭な肉体を持つ騎士アルトリウスは、古い魔術の地「ウーラシール」に
”深淵の穴”と呼ばれる異常現象が発生したことを聞き、異変の調査に向かった。
最初の”不死”は、ソルロンドの宗教『白教』の使途の一人の人間に現れた。
『ダークサイン』が体に現れた人間はどうなるか。
なんと、死なない。生と死があるはずの人間が不死身になったのだ。「不死人」の誕生だ。
不死人は肉体は不死身でも、精神は不死身ではない。
精神が死ぬと、不死人は欲望のおもむくままに動くだけの亡者となる。
人々は、その『不死人』となった人間を恐れて、迫害した。
体に『ダークサイン』が現れた人間を捕まえて、牢屋に閉じ込めた。
ダークサインを持つ人間は次々と現れ、そして牢屋が一杯になると新しい牢屋を作った。
不死人を閉じ込めるために作った牢屋の集合を『不死院』と呼んだ。
ある日、『最初の火』が消えかかっていることに気づいたグウィンは、最初の火が消えかかっていることを
同じく王のソウルを持つ盟友達に知らせた。
そして”不死”の現象の広がりは、最初の火が消えかかっていることに関連しており
最初の火の力が弱くなるとともに、大きな力が生まれようとしていることを予見した。
王のソウルを持つ、かつてグウィンと共に戦った魔女イザリスは自らの力で
「最初の火」を生み出すことを考えたがその試みは失敗に終わった。
彼女の名前を持つ『魔都イザリス』は混沌の渦に巻き込まれ滅亡した。
”混沌”の力は、イザリスの娘達をも巻き込み、彼女らの姿形を異形の魔物へと変化させた。
また、牛頭のデーモン、羊頭のデーモンなど、デーモンと名のつく魔獣を生み出した。
イザリスの娘の一人、クラーナは、その混沌から逃れた。
そしてイザリス自身は、かつての心を持たない植物の化物『混沌の苗床』となった。
その後グウィンは、自分自身が最初の火の”薪(まき)”になることを決意し
『最初の火の炉』のもとへと旅立った。
グウィンの愛娘である王女グウィネヴィアは、王の旅路にアノール・ロンドの衛兵
「銀騎士」の一部をお供としてつけさせた。
グウィンが最初の火の炉の薪となった時
激しい炎が発生し、その炎に焼かれたお供の銀騎士の鎧は焼かれ、彼らは”黒騎士”となった。
古い魔術の地「ウーラシール」の魔術師達が、「蛇」の言葉にそそのかされ
その魔術より生じた「深淵の穴」より闇の力が広がっていた。
闇の力に飲まれた人間達は、人ならざる者「ダークレイス」となった。
かつて国を治めていた四人の公王達もまた、闇に飲まれた。
グウィンの王の四騎士の一人、騎士アルトリウスは、古い魔術の地「ウーラシール」に赴いた後、消息を絶つ。
その知らせを受け、他の王の騎士、王の刃キアランや鷹の目のゴーも同じく「ウーラシール」へと向かった。
やがて時は経ち、『深淵の主』が討ち果たされた知らせと共に
深淵に飲まれたウーラシールより、騎士アルトリウスの剣と盾を持ち帰る灰色の狼シフが現れた。
騎士アルトリウスの相棒とも言えるほど、彼と行動を共にしていたシフを見て
人々は、深淵を打ち破ったのは数々のダークレイスを打ち、やはり名声の通った王の騎士アルトリウスその人であるとの
説が世に伝わった。この伝説により騎士アルトリウスは「深淵歩きの騎士アルトリウス」と呼ばれた。
それからまた時は経ち・・・
昔栄えていた国々の中には、ダークサインが広まり過ぎた為に滅亡する自体に陥った国まで出てきていた。
そしてある地方の、ある国、アストラという国にもまた、”一つのいい伝え”が残っていた。
「不死人となる事とは即ち、神々の地”ロードラン”へと赴き、そこで二つの鐘を鳴らす使命を背負うことである」
その伝説を信じ、ロードランへと向かう一人の若者がいた。
彼は貴族の出で、恵まれた環境に育ったが、ある日体に「ダークサイン」が現れた。
若者は、家宝の剣と「飲むと不死人の傷と精神力を回復する」不思議な瓶
『エスト瓶』をさげ、高貴な出である証を盾に刻み、上級の騎士が纏う鎧具足を身につけ
アストラよりロードランへと向かった。
不死人に伝わる伝説はアストラ国だけでなく、世界各地に「不死人はロードランを目指せ」という伝説があった為
黒鉄のタルカス、聖騎士リロイ、弓の英雄ファリスなど・・・
様々な王子、勇者がロードランへと旅立ったようだ。
そして若者は、ある「不死院」の一つに足を踏み入れた。
不死人の伝説が伝わる前、人々に恐れられていた不死人を、”世界の終わり”まで永遠に閉じ込めておく場所。
それが不死院であった。
若者は、不死院にあるたまたま足場の崩れた牢屋の奥にまだ意識のある不死人と目があった。
彼は崩れた足場の穴より、その牢屋の中へ、牢屋を開ける鍵を投げ入れた。
その牢に閉じ込められていた若い不死人。
まだ辛うじて人間性は残ってるけれど、ほとんどゾンビみたいな非力な者。
性別は男か、女か、それもわからなかった。
上級騎士を身に纏う若者が投げ入れてくれた鍵を手に、名も無き小人は扉をあけた。
よぼよぼと不死院を歩き、そして、名も無き小人は自分を救ってくれた若者と出会った。
上級騎士の鎧を纏う若者は、名も無き小人に自分の身の上を語った。
自分の国には、不死人になったらロードランに行き、鐘を鳴らす使命を背負う伝説がある事。
自分は不死人になり、その使命を全うしようと思ったが、志半ばで諦めた事。
若者は、若い不死人にそれを伝え、エスト瓶を渡した。
最期に「亡者になって君を襲いたくはない」と言い残し、息絶えた。
使命を託された不死人。
名前も知らない、性別すらわからない不死の人間。
ここから、プレーヤーのストーリーが始まる
ダークソウルをクリアしたけど、イマイチストーリーがわからない方に贈る
ネタバレ(多くは妄想)をふんだんに盛り込んだストーリー解説ページです。
公式サイトとの関係は全くありません。
※ネタバレの為、まだストーリー攻略を終えられていないプレーヤーは閲覧を控えてください。
本ストーリーは2ちゃんねる「ダークソウルクリアしたけどストーリーがイマイチわからない」ページの
ストーリー解釈をさらに校正したもので、まだまだ修正点があります。
修正の指摘事項や批判等はできるだけ受け付け、やや長い時間をかけて完成させてみますので
もし読み終わって感想のある方はコメント欄に具体的な改善点のコメントをいただければ幸いです。
ストーリーは一本にするとかなりの長文になるため5分割して記載しています。
分割方法は管理人の主観で大きな歴史の動きがあった。と感じた部分で分けています。
1 -火の時代の到来-
人も、生も死も何もなかった時代。
光も闇も無い、ただ石のみが続く地の底。
”灰色の世界”は不死身の竜が支配していた。
そんな中、突如として、”火”が起こった。
ただならぬ規模を持つ火、それは炎のように舞い上がり、地の底から噴出した。
火が生まれたと同時に、そこには光が生まれ、そして光と同時に闇も生まれた。
・・・石ばかりが続くこの世界のどこに潜んでいたのか。
竜とは異なる生き物達が火の暖を取りに、その火のもとに集った。
この突如として起きた火は、生物達に『最初の火』と名づけられる。
その内、生き物達の中でも人型で体格の大きな者達を”巨人”と表現していたようであるが
その中から火に魅入られた者達・・後に”王のソウル”を手にする者が現れる。
ロイド、グウィン、ニト、イザリスとその娘達。
ロイドはグウィンの叔父にあたる。
・・・そして、大きな力を持つ彼らの後ろで、隠れる様に暖を取っていた名前も知らない小人がいた。(恐らくは人間の祖先)
巨人の多くは強い力を持ってはいたが、竜と違い、命に限りがあった。
限りのある命が続く限り、巨人と小人は暖を取った。
灰色の時代に突如として現れた火。
しかし、世界はまだまだ寒い時代であったので
相変わらず『最初の火』で暖を取っていたグウィン達であったが
ある日、火の中から『王のソウル』を見つけた。
王のソウルを自分のものとしたグウィンはその後
同じく王のソウルを持つ者達とその従者と共に、世界の支配者である”竜”に反乱を起こした。

”竜”は殺しても殺しても蘇る。不死身の存在であった。
しかし、竜の一族である”白竜シース”がグウィンに寝返った。
”シース”は竜の中で唯一ウロコの無い存在だった。それゆえ他の竜とは違い、自分が不死身の生命を持たないことを知っていた。
竜の無限の生命力の源。強さの秘密。それは竜のウロコによる効果であった。
竜の強さの秘密を知ったグウィンは、竜との戦いに勝利した。
2 -ダークサイン-

竜との戦いの後、グウィンは世界の王となり、のちに「神々の地」と呼ばれるロードラン地方に
アノール・ロンドという居城を築いた。
またロードランを治める上で、小人の中でも特にその功績を称えたもの達に自身の王のソウルを
分け与え「四人の公王」を立てた。
魔女イザリスとその娘達はのちに「混沌の魔都イザリス」と呼ばれることになる都市を築く。
白竜シースは、グウィンより公爵の称号を与えられ、「知の探求の自由」を許され巨大な書庫を建造していく。
小人達はアノール・ロンド以外にも様々な国を作っていった。
ダークソウルに登場する様々な武具より、推測にはなるが、人々の間にも戦争があったことは想像がつきそうである。
一つは騎士王レンドルの治める『バルデル』。
一つは鋼鉄の国『バーニス』。
一つはたまねぎ型の鎧が特徴的な『カタリナ』。
一つは『アストラ』。
一つは刀が発展する名も無き東欧の国。
一つは『ソルロンド』。
魔術の地として『ウーラシール』や『ヴィンハイム』などが栄えた。
グウィン達と竜の戦争から900年が経った頃。
人々の体に得体の知れない「ダークサイン」が現れた頃から世界は異変していく。
王であるグウィンには『王の四騎士』と呼ばれる騎士達をまとめる長がいた。
—王の四騎士—
竜狩りの騎士オーンスタイン
騎士アルトリウス
鷹の目のゴー
王の刃キアラン
スモウと呼ばれる四騎士に匹敵する力を持つ体格の大きな騎士もいたが、
彼は残虐的な性格から「王の騎士」という称号を得られなかった。
その内、強い精神と強靭な肉体を持つ騎士アルトリウスは、古い魔術の地「ウーラシール」に
”深淵の穴”と呼ばれる異常現象が発生したことを聞き、異変の調査に向かった。
最初の”不死”は、ソルロンドの宗教『白教』の使途の一人の人間に現れた。
『ダークサイン』が体に現れた人間はどうなるか。
なんと、死なない。生と死があるはずの人間が不死身になったのだ。「不死人」の誕生だ。
不死人は肉体は不死身でも、精神は不死身ではない。
精神が死ぬと、不死人は欲望のおもむくままに動くだけの亡者となる。
人々は、その『不死人』となった人間を恐れて、迫害した。
体に『ダークサイン』が現れた人間を捕まえて、牢屋に閉じ込めた。
ダークサインを持つ人間は次々と現れ、そして牢屋が一杯になると新しい牢屋を作った。
不死人を閉じ込めるために作った牢屋の集合を『不死院』と呼んだ。
3 -最初の火の炉-
ある日、『最初の火』が消えかかっていることに気づいたグウィンは、最初の火が消えかかっていることを
同じく王のソウルを持つ盟友達に知らせた。
そして”不死”の現象の広がりは、最初の火が消えかかっていることに関連しており
最初の火の力が弱くなるとともに、大きな力が生まれようとしていることを予見した。
王のソウルを持つ、かつてグウィンと共に戦った魔女イザリスは自らの力で
「最初の火」を生み出すことを考えたがその試みは失敗に終わった。
彼女の名前を持つ『魔都イザリス』は混沌の渦に巻き込まれ滅亡した。
”混沌”の力は、イザリスの娘達をも巻き込み、彼女らの姿形を異形の魔物へと変化させた。
また、牛頭のデーモン、羊頭のデーモンなど、デーモンと名のつく魔獣を生み出した。
イザリスの娘の一人、クラーナは、その混沌から逃れた。
そしてイザリス自身は、かつての心を持たない植物の化物『混沌の苗床』となった。
その後グウィンは、自分自身が最初の火の”薪(まき)”になることを決意し
『最初の火の炉』のもとへと旅立った。
グウィンの愛娘である王女グウィネヴィアは、王の旅路にアノール・ロンドの衛兵
「銀騎士」の一部をお供としてつけさせた。
グウィンが最初の火の炉の薪となった時
激しい炎が発生し、その炎に焼かれたお供の銀騎士の鎧は焼かれ、彼らは”黒騎士”となった。
4 -ダークレイス-
古い魔術の地「ウーラシール」の魔術師達が、「蛇」の言葉にそそのかされ
その魔術より生じた「深淵の穴」より闇の力が広がっていた。
闇の力に飲まれた人間達は、人ならざる者「ダークレイス」となった。
かつて国を治めていた四人の公王達もまた、闇に飲まれた。
グウィンの王の四騎士の一人、騎士アルトリウスは、古い魔術の地「ウーラシール」に赴いた後、消息を絶つ。
その知らせを受け、他の王の騎士、王の刃キアランや鷹の目のゴーも同じく「ウーラシール」へと向かった。
やがて時は経ち、『深淵の主』が討ち果たされた知らせと共に
深淵に飲まれたウーラシールより、騎士アルトリウスの剣と盾を持ち帰る灰色の狼シフが現れた。
騎士アルトリウスの相棒とも言えるほど、彼と行動を共にしていたシフを見て
人々は、深淵を打ち破ったのは数々のダークレイスを打ち、やはり名声の通った王の騎士アルトリウスその人であるとの
説が世に伝わった。この伝説により騎士アルトリウスは「深淵歩きの騎士アルトリウス」と呼ばれた。
5 -不死人に伝わる伝説-
それからまた時は経ち・・・
昔栄えていた国々の中には、ダークサインが広まり過ぎた為に滅亡する自体に陥った国まで出てきていた。
そしてある地方の、ある国、アストラという国にもまた、”一つのいい伝え”が残っていた。
「不死人となる事とは即ち、神々の地”ロードラン”へと赴き、そこで二つの鐘を鳴らす使命を背負うことである」
その伝説を信じ、ロードランへと向かう一人の若者がいた。
彼は貴族の出で、恵まれた環境に育ったが、ある日体に「ダークサイン」が現れた。
若者は、家宝の剣と「飲むと不死人の傷と精神力を回復する」不思議な瓶
『エスト瓶』をさげ、高貴な出である証を盾に刻み、上級の騎士が纏う鎧具足を身につけ
アストラよりロードランへと向かった。
不死人に伝わる伝説はアストラ国だけでなく、世界各地に「不死人はロードランを目指せ」という伝説があった為
黒鉄のタルカス、聖騎士リロイ、弓の英雄ファリスなど・・・
様々な王子、勇者がロードランへと旅立ったようだ。
そして若者は、ある「不死院」の一つに足を踏み入れた。
不死人の伝説が伝わる前、人々に恐れられていた不死人を、”世界の終わり”まで永遠に閉じ込めておく場所。
それが不死院であった。
若者は、不死院にあるたまたま足場の崩れた牢屋の奥にまだ意識のある不死人と目があった。
彼は崩れた足場の穴より、その牢屋の中へ、牢屋を開ける鍵を投げ入れた。
その牢に閉じ込められていた若い不死人。
まだ辛うじて人間性は残ってるけれど、ほとんどゾンビみたいな非力な者。
性別は男か、女か、それもわからなかった。
上級騎士を身に纏う若者が投げ入れてくれた鍵を手に、名も無き小人は扉をあけた。
よぼよぼと不死院を歩き、そして、名も無き小人は自分を救ってくれた若者と出会った。
上級騎士の鎧を纏う若者は、名も無き小人に自分の身の上を語った。
自分の国には、不死人になったらロードランに行き、鐘を鳴らす使命を背負う伝説がある事。
自分は不死人になり、その使命を全うしようと思ったが、志半ばで諦めた事。
若者は、若い不死人にそれを伝え、エスト瓶を渡した。
最期に「亡者になって君を襲いたくはない」と言い残し、息絶えた。
使命を託された不死人。
名前も知らない、性別すらわからない不死の人間。
ここから、プレーヤーのストーリーが始まる
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